マンション屋上 ウレタン防水 絶縁工法

築20年のRC4階建てのマンションです。
既存の屋上はゴムシート防水で仕上げてありました。
改修ではウレタン塗膜防水の絶縁工法で仕上げます。
まずは高圧洗浄!長年の汚れやドレン周りに溜まった土を掃除します。洗浄が終われば、立ち上がりゴムシートの撤去です。
立ち上がりのゴムシートを剥がした部分はポリマーセメントモルタルで薄付していきます。下地処理の工程ですね。ゴムシート防水のボンドやシートを剥がした際にくっ付いてくる欠損部を
補修します。補修が終われば平場に粘着層付きの絶縁シートを張る為にアスファルトプライマーを塗ります。
絶縁シートを張りながらジョイントテープも追い掛けて貼っていかます。すぐにジョイントテープの上にウレタンを塗っておきましょう。
改修ドレンはウレタンの場合は鉛製を使用します。

ジョイント部分にウレタンを塗ると、あとはいつ雨が降っても防水されている状態ですので安心です。
平場が写真の状態になれば次に立ち上がりから
施工していきます。クロスと呼ばれるメッシュを
ウレタン防水材でサンドイッチしながら塗っていきます。
メッシュは防水材を破断させない為の補強布です。
シワにならないようにうまく張っていきます。
メッシュの目が消える程度まで塗り重ねていきます。
ドレン周りもたっぷり塗ってメッシュを隠します。
隠れた頃には上質な厚みになるでしょう。
立ち上がりのウレタンの厚みがついたら、平場の1層目を流していきます。広い面積には塗り手の人数を増やし、塗り継ぎを作らないようにコテで塗り広げます。
コンクリートの湿気を逃がす脱気筒と呼ばれる小さな煙突を取り付けます。それが終われば2層目を塗ります。
ツヤツヤのウレタンでしっかり硬化したら、あとトップコートを塗るだけです!

施工前

施工後

施工前

施工後

ドレンキャップを取り付けて全て施工完了できました。
10年の保証で、これから先見守っていきたいと思います。
230平米で工事期間は2週間程度でした。
使用した材料は田島ルーフィングのオルタックUCです。