勾配がきつい屋根塗装

勾配がきつい屋根の塗装工事例を紹介します。元々は茅葺き屋根だったのをトタン屋根にしたのだと思いますが、
屋根が急こう配過ぎて立ってられないほどです。
この場合は屋根足場を組んで作業します。
まずはいつも通り高圧洗浄で屋根を洗います。ハゼと呼ばれる重なり目の部分にゴミやチリが詰りやすいので綺麗に落とします。
高圧洗浄で洗った後はマジックロンと呼ばれるタワシのような道具でこすります。これは屋根表面の錆を落とすとともに傷を付け、塗料の密着を向上させるために行います。
次にエポキシ系の錆止めを全面に塗ります。勾配がきついので雪の滑走にも剥がれないように、密着力を重視して2液性のエポキシ樹脂錆止め塗料をたっぷり使用いたしました。
次に上塗りです。使用した材料は2液性のシリコン樹脂塗料です。
屋根足場は施工しづらい部分もありますが、このような形状の屋根にはやはり屋根足場がないと作業ができません。
昔は寺の屋根などをロープを使い塗装したりしてましたが、作業性が悪く、且つ危険性も高いため今は、やらなくなりました。
なぜなら、転落事故なんかが起きてしまった場合、ケガする本人も大変ですが、お客様に迷惑をかけてしまうのが一番良くないので
まずは頼まれた仕事を無事故でお引渡しすることが我々の使命だと思います。


とても美しく仕上がりました。こちらの現場は100年住宅で屋根の面積も400㎡ととても大きく、やりがいのある工事でございました。